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いよいよ稽古開始 [舞台]
熱海五郎一座、いよいよ稽古開始です。
来週の火曜から顔合わせ&本読み&一場たち稽古って早すぎるだろ!
「落語日本花吹雪〜出囃子は殺しのブルース」
多分マスコミの取材も入るので、その夜の芸能ニュースか、次の日のスポーツ紙にでるかも。
俺は、ぜったい出ないけどね。
来週の火曜から顔合わせ&本読み&一場たち稽古って早すぎるだろ!
「落語日本花吹雪〜出囃子は殺しのブルース」
多分マスコミの取材も入るので、その夜の芸能ニュースか、次の日のスポーツ紙にでるかも。
俺は、ぜったい出ないけどね。
ごぶさたしてます
「何かの美味しいキッサ店」セット全貌紹介だぁ! [舞台]
「何かの美味しいキッサ店」ゲネプロご招待のお知らせ [舞台]
シアターまあ第三弾公演「何かの美味しいキッサ店」の本番まで、あとわずかになりました。
現在、通し稽古の真っ最中で、どんどんとブラッシュアップしております。
さて、舞台の世界では、本番が始まる前に、本番と全く同じ形で、一回通して演じてみることがよくあります。
これを、『ゲネプロ』と呼ぶわけですが、通常はスタッフや知り合いが見るだけの舞台なのですが、時々は公開ゲネプロというのも行われます。
で、今回の舞台~シアターまあ「何かの美味しいキッサ店」のゲネプロを一般に公開しようと思っています。
公開ゲネプロでなるべくたくさんの方々に見ていただき、その方々のクチコミで客足を延ばしていこうというのが狙いです。ですから、見た方はクチコミをよろしく、ということなんですが…
日時は、1月24日(火曜日)の午後2時スタートです。平日の2時です。
平日の2時に、中野の「ザ・ポケット」という劇場に来ていただける方だけを、ご招待します。
人数は30人程度です。その人数を超えてしまった場合には、申し訳ありませんが、抽選にさせてください。
公開ゲネプロを見たいとお思いの方は、シアターまあまでメールで応募してください。
シアターまあのメールアドレスは、
info@theater-ma.com
です。22日の日曜日の午後6時までに届いたメールだけを有効とします。
当選した方には当選の通知を、残念ながら落選した方には、その通知を、返信いたします。
それでは、たくさんのご応募をお待ちしております。
現在、通し稽古の真っ最中で、どんどんとブラッシュアップしております。
さて、舞台の世界では、本番が始まる前に、本番と全く同じ形で、一回通して演じてみることがよくあります。
これを、『ゲネプロ』と呼ぶわけですが、通常はスタッフや知り合いが見るだけの舞台なのですが、時々は公開ゲネプロというのも行われます。
で、今回の舞台~シアターまあ「何かの美味しいキッサ店」のゲネプロを一般に公開しようと思っています。
公開ゲネプロでなるべくたくさんの方々に見ていただき、その方々のクチコミで客足を延ばしていこうというのが狙いです。ですから、見た方はクチコミをよろしく、ということなんですが…
日時は、1月24日(火曜日)の午後2時スタートです。平日の2時です。
平日の2時に、中野の「ザ・ポケット」という劇場に来ていただける方だけを、ご招待します。
人数は30人程度です。その人数を超えてしまった場合には、申し訳ありませんが、抽選にさせてください。
公開ゲネプロを見たいとお思いの方は、シアターまあまでメールで応募してください。
シアターまあのメールアドレスは、
info@theater-ma.com
です。22日の日曜日の午後6時までに届いたメールだけを有効とします。
当選した方には当選の通知を、残念ながら落選した方には、その通知を、返信いたします。
それでは、たくさんのご応募をお待ちしております。
「何かの美味しいキッサ店」 [舞台]
いよいよ、あと十日に迫りました。
シアターまあ 第三弾舞台「何かの美味しいキッサ店」
情報をもう一度乗せておきます。なるべくたくさんの人の目に触れてほしい。
こちらで、簡単にチケット買えます。
http://ticket.corich.jp/apply/32981/000/
あと、時間はあるけどお金はないという学生の諸君など、もうすぐ情報を上げるつもりです。
ゲネプロを公開にしようかと思っています。百人近い人たちを、ご招待しようかと思っています。
1月24日の昼の2時あたりを暇にして、情報をお待ちください。


チケット販売しています。
「何かの美味しいキッサ店」
劇場「ザ・ポケット」 (中野駅より徒歩5分)
ポケットスクエア 03-3381-8422
ザ・ポケットロビー03-3382-1560(公演期間中のみ)
2012年1月24日(火) 19時
1月25日(水) 19時
1月26日(木) 14時と19時
1月27日(金) 19時
1月28日(土) 14時と18時
1月29日(日) 14時
料金
全席指定
前売り 3800円
当日 4000円
前売りペアチケット 7000円
(前売りペアチケットは、まあメールのみでのお取り扱いになります)
●ローソンチケット
Lコード予約(24時間対応)※Lコード:37022
0570-064-003 (関東・甲信越)
オペレーター予約(10時~20時)
0570-000-777 (お問い合わせ)
0570-000-407 (演劇・クラシック専用)
インターネット予約
http://l-tike.com
(パソコン・携帯共有)
店頭販売
ローソン店内Loopiにて直接購入可能
●カンフェティ
http://confetti-web.com/ticket/ticket.asp?G=of00re06&S=120124
●まあメール
info@theater-ma.com
お問い合わせ
オフィス・REN 03-5829-8031(平日12時~18時)
シアターまあ 第三弾舞台「何かの美味しいキッサ店」
情報をもう一度乗せておきます。なるべくたくさんの人の目に触れてほしい。
こちらで、簡単にチケット買えます。
http://ticket.corich.jp/apply/32981/000/
あと、時間はあるけどお金はないという学生の諸君など、もうすぐ情報を上げるつもりです。
ゲネプロを公開にしようかと思っています。百人近い人たちを、ご招待しようかと思っています。
1月24日の昼の2時あたりを暇にして、情報をお待ちください。


チケット販売しています。
「何かの美味しいキッサ店」
劇場「ザ・ポケット」 (中野駅より徒歩5分)
ポケットスクエア 03-3381-8422
ザ・ポケットロビー03-3382-1560(公演期間中のみ)
2012年1月24日(火) 19時
1月25日(水) 19時
1月26日(木) 14時と19時
1月27日(金) 19時
1月28日(土) 14時と18時
1月29日(日) 14時
料金
全席指定
前売り 3800円
当日 4000円
前売りペアチケット 7000円
(前売りペアチケットは、まあメールのみでのお取り扱いになります)
●ローソンチケット
Lコード予約(24時間対応)※Lコード:37022
0570-064-003 (関東・甲信越)
オペレーター予約(10時~20時)
0570-000-777 (お問い合わせ)
0570-000-407 (演劇・クラシック専用)
インターネット予約
http://l-tike.com
(パソコン・携帯共有)
店頭販売
ローソン店内Loopiにて直接購入可能
●カンフェティ
http://confetti-web.com/ticket/ticket.asp?G=of00re06&S=120124
●まあメール
info@theater-ma.com
お問い合わせ
オフィス・REN 03-5829-8031(平日12時~18時)
シアターまあ「何かの美味しいキッサ店」台本公開~続き [舞台]
(第一場~続き)
奈々 「私がスーパー竹下に経理としてお世話になり始めて、ちょうど十カ月になります」
竹下 「なります」
奈々 「その間、近くにコンビニが出来たり、駅の向こうに大きいスーパーも出来たり。スーパー竹下は何度もピンチを迎えました」
竹下 「ました」
奈々 「その都度、私が必死に経理をやり繰りして、そのピンチを乗り越えてきました」
竹下 「ました」
奈々 「語尾ばかり繰り返さない!」
竹下 「はい」
春太郎「(松山に)これ、社長と新入社員の会話だよな」
松山 「の、はずです」
奈々 「毎日、あれほど言ってるじゃないですか。注文書は、指さし確認! それも、複数回!」
竹下 「はい」
奈々 「私は毎回やってます!」
竹下 「はい」
奈々 「だからミスがなーい!」
竹下 「はい」
奈々 「昨日は、たまたま、たまたま、忙しくて社長に任せた!」
竹下 「はい」
奈々 「任せた私も悪いけど、社長! あんたはもっとワルイ!」
竹下 「はい」
春太郎「なんだ、注文ミスか」
奈々 「ありえませんよ! いいですか! あり、え、ませんよ!」
真理子「そんなに?」
奈々 「ほうれん草の注文は、3箱! それでも多いぐらいです!」
松山 「何箱注文したの?」
奈々、松山に持っている注文伝票を差し出す。
松山、見て、
松山 「三十箱だ」
全員 「わぁ…」
奈々 「今、三十箱届きました! 店の前に積み上げてあります! お客さんが通れなくなってます!」
竹下 「はい」
奈々 「私、配送のお兄ちゃんに、『なんかの間違いじゃないですか?』っていいました!」
竹下 「はい」
奈々 「確かに、間違ってました!」
竹下 「!」
奈々 「こっちがね!」
竹下 「はい」
奈々 「私、あの配送のお兄ちゃん、前からいいなあと思ってたんです! ちょっと恋してたんです!」
竹下 「え、そうなの?」
奈々 「どうしてそこだけ『はい』って言わない!」
竹下 「はい」
奈々 「拝みました! ペコペコと、引き取ってくれませんかって、持ってってくれませんかって! 何度も何度も、ちょっと恋してる男に頭下げました!」
竹下 「どうなったの?」
奈々 「断られました! 『オレ、配達してるだけだから』って言われました!」
竹下 「はい」
奈々 「私の淡い恋も、多分終わりです!」
竹下 「ごめんなさい」
奈々 「謝られると、確実に終わったんだって気がする!」
竹下 「はい」
奈々 「どうするんですか、ほうれん草ばかり、三十箱も。一箱に30束も入ってるんですよ! 合計で900束ですよ! ほうれん草ばかり、900束!」
竹下 「ポパイじゃないんだもんね」
奈々 「どういう意味だ! 意味がわからない!」
竹下 「昔ほうれん草を食べると強くなる、ポパイって漫画があってさ」
奈々 「そんな漫画知らなーい!」
春太郎「ポパイしらない世代か。さくらは?」
さくら「しらない。しってる?」
みゆき「しらない」
春太郎「松山電器は?」
松山 「オレはさすがに…」
奈々 「漫画の話はいったん横においておく! 社長、指さし確認しましたか!」
竹下 「…したと思う」
奈々 「どの指で!」
竹下、思い出そうとする。
奈々 「ほら思い出せない!」
竹下 「はい」
奈々 「しかも! 人指し指以外で指さし確認する人を、私は知らない!」
竹下 「…指さし確認… したと思うんだけどなあ…」
奈々 「ここまでお聞きのみなさんは! 指さし確認したと思いますか!」
奈々、順番に指を差して聞いていく。
指を差された順に、
松山 「してないと思います」
さくら「してないよね」
みゆき「してないに一票」
真理子「してるわけないじゃん」
春太郎「まあ、してないな」
奈々 「満場一致だ!」
そこに出てくる健二。
奈々 「今出てきたキミは!」
と奈々、タイミングで指を差す。の次の瞬間、健二であることに気がつく。フリーズする奈々。
奈々 「健二先輩…」
健二 「なんや、奈々ちゃんやんか。なに? オレなんかした?」
奈々 「…してません…」
健二 「さっきから大声で怒鳴ってたん、あれ奈々ちゃんかいや」
奈々 「そんなに大きな声でした?」
健二 「出そうになってたババが引っ込んだわ。大きな声やなあ。奈々ちゃん、そんな声出んねんなあ。印象変わったわ」
奈々 「…恥ずかしい…」
竹下 「健二君」
健二 「なんです?」
竹下 「助けて」
奈々 「あっ…」
健二 「オレが? 助ける? 誰を? 誰から?」
竹下 「オレを、奈々ちゃんから」
奈々 「このぉ、卑怯者がぁ…」
健二、周りを見回す。周りの人間の何人かと目が合う。目が合った人は、健二に『どうぞ、お願いします』とポーズ&目配せ。健二『オレに、やれと?』のポーズ。
健二、急に気取りながら、
健二 「なんやなんや。こんだけ大勢集まって、揉め事の仲裁もでけへんのかいや。まあ、オレほどの好男子が口きかな、まとまるもんもまとまらへんてか。どないしたん、奈々ちゃん」
奈々 「社長が、注文伝票を間違えたんです」
健二 「なんや、そんなことかいや」
奈々 「そんなことって! ウチみたいな小さなスーパーでは死活問題なんです。損金を埋めるの、大変なんです」
健二 「商売ちゅーもんは、損して得とれ。ちょっとぐらいの損は、いずれ倍になって戻ってくるもんやで」
奈々 「結構大金なんです」
健二 「奈々ちゃん、金は天下のまわりものなんやで、多少の金はどっかから回ってくるもんやて」
奈々 「そうですか?」
健二 「せや。どっかの誰かが、ポーンとポケットマネーで損かぶってくれたり、するかもしれへんやろ」
さくら「じゃあ、健ちゃんが代わりに損かぶったら?」
健二 「それはまあ、でけへんけども」
真理子「じゃあ、ほうれん草食べてあげな」
健二 「ほうれん草! そんなもん、なんぼでも食うたるがな。なんぼほど食うたらええねん」
奈々 「900束」
健二 「死ぬわ」
健二、奈々の手をとりながら、
健二 「オレはなあ、奈々ちゃん」
奈々 「(手を握られて超緊張)はい」
健二 「スーパー竹下は、奈々ちゃんで持ってるの、知ってんねんで。このか細い手ぇで、電卓打って、店支えてんの知ってんねんで」
奈々 「ありがとうございます」
健二 「うちの大学に、後輩として入ってきて、何年かしたら同級生になり、そして、先輩として先に卒業した奈々ちゃん」
真理子「それがダメだっつーんだよ」
健二、奈々の頭をなでながら、
健二 「同じ大学出身者として、奈々ちゃんには期待してんねんで」
真理子「出身者ってのは、卒業した人なんだよ」
健二 「よう頑張ってるよう頑張ってる。奈々ちゃんも、困ってるやろうけど、ここはオレに免じて、社長のこと、許したってくれへんか?」
奈々、悔しいが…
奈々 「…わ、わかりました」
竹下 「助かったぁ」
奈々 「でも社長! 今回大目にみるのはね」
竹下 「はい」
奈々 「一日に二つも、恋をつぶされたらタマラナイからです!」
竹下 「わかってます」
健二 「ほな、店もどり」
奈々 「はい」
奈々と竹下、出て行こうとする。
健二 「奈々ちゃん」
奈々 「はい?」
健二 「ほうれん草、困ってンのやったら、持って来ぃ。買おたるで」
奈々 「ホントですか!」
健二 「一束でええか?」
みゆき「せこ」
さくら「せこ」
奈々 「…はい」
春太郎「奈々ちゃん。うちにも持ってきな。十束ほど仕入れるよ」
奈々 「ありがとうございます」
出て行く奈々と竹下。それを見送って、
健二 「色男はつらいのぉ」
真理子「早く大学、行けっつの」
松山 「ホントだよ」
真理子「あんたは働け」
暗転。(第一場終了~第二場へ)
さあ、このあとどこの台本を公開してしまおうかなあ。
台本を読んだら読んだで、どんな風に演じられてるのがが楽しみになるのが、シアターまあだと自負しております。
みなさん、チケットはお早めにね!
奈々 「私がスーパー竹下に経理としてお世話になり始めて、ちょうど十カ月になります」
竹下 「なります」
奈々 「その間、近くにコンビニが出来たり、駅の向こうに大きいスーパーも出来たり。スーパー竹下は何度もピンチを迎えました」
竹下 「ました」
奈々 「その都度、私が必死に経理をやり繰りして、そのピンチを乗り越えてきました」
竹下 「ました」
奈々 「語尾ばかり繰り返さない!」
竹下 「はい」
春太郎「(松山に)これ、社長と新入社員の会話だよな」
松山 「の、はずです」
奈々 「毎日、あれほど言ってるじゃないですか。注文書は、指さし確認! それも、複数回!」
竹下 「はい」
奈々 「私は毎回やってます!」
竹下 「はい」
奈々 「だからミスがなーい!」
竹下 「はい」
奈々 「昨日は、たまたま、たまたま、忙しくて社長に任せた!」
竹下 「はい」
奈々 「任せた私も悪いけど、社長! あんたはもっとワルイ!」
竹下 「はい」
春太郎「なんだ、注文ミスか」
奈々 「ありえませんよ! いいですか! あり、え、ませんよ!」
真理子「そんなに?」
奈々 「ほうれん草の注文は、3箱! それでも多いぐらいです!」
松山 「何箱注文したの?」
奈々、松山に持っている注文伝票を差し出す。
松山、見て、
松山 「三十箱だ」
全員 「わぁ…」
奈々 「今、三十箱届きました! 店の前に積み上げてあります! お客さんが通れなくなってます!」
竹下 「はい」
奈々 「私、配送のお兄ちゃんに、『なんかの間違いじゃないですか?』っていいました!」
竹下 「はい」
奈々 「確かに、間違ってました!」
竹下 「!」
奈々 「こっちがね!」
竹下 「はい」
奈々 「私、あの配送のお兄ちゃん、前からいいなあと思ってたんです! ちょっと恋してたんです!」
竹下 「え、そうなの?」
奈々 「どうしてそこだけ『はい』って言わない!」
竹下 「はい」
奈々 「拝みました! ペコペコと、引き取ってくれませんかって、持ってってくれませんかって! 何度も何度も、ちょっと恋してる男に頭下げました!」
竹下 「どうなったの?」
奈々 「断られました! 『オレ、配達してるだけだから』って言われました!」
竹下 「はい」
奈々 「私の淡い恋も、多分終わりです!」
竹下 「ごめんなさい」
奈々 「謝られると、確実に終わったんだって気がする!」
竹下 「はい」
奈々 「どうするんですか、ほうれん草ばかり、三十箱も。一箱に30束も入ってるんですよ! 合計で900束ですよ! ほうれん草ばかり、900束!」
竹下 「ポパイじゃないんだもんね」
奈々 「どういう意味だ! 意味がわからない!」
竹下 「昔ほうれん草を食べると強くなる、ポパイって漫画があってさ」
奈々 「そんな漫画知らなーい!」
春太郎「ポパイしらない世代か。さくらは?」
さくら「しらない。しってる?」
みゆき「しらない」
春太郎「松山電器は?」
松山 「オレはさすがに…」
奈々 「漫画の話はいったん横においておく! 社長、指さし確認しましたか!」
竹下 「…したと思う」
奈々 「どの指で!」
竹下、思い出そうとする。
奈々 「ほら思い出せない!」
竹下 「はい」
奈々 「しかも! 人指し指以外で指さし確認する人を、私は知らない!」
竹下 「…指さし確認… したと思うんだけどなあ…」
奈々 「ここまでお聞きのみなさんは! 指さし確認したと思いますか!」
奈々、順番に指を差して聞いていく。
指を差された順に、
松山 「してないと思います」
さくら「してないよね」
みゆき「してないに一票」
真理子「してるわけないじゃん」
春太郎「まあ、してないな」
奈々 「満場一致だ!」
そこに出てくる健二。
奈々 「今出てきたキミは!」
と奈々、タイミングで指を差す。の次の瞬間、健二であることに気がつく。フリーズする奈々。
奈々 「健二先輩…」
健二 「なんや、奈々ちゃんやんか。なに? オレなんかした?」
奈々 「…してません…」
健二 「さっきから大声で怒鳴ってたん、あれ奈々ちゃんかいや」
奈々 「そんなに大きな声でした?」
健二 「出そうになってたババが引っ込んだわ。大きな声やなあ。奈々ちゃん、そんな声出んねんなあ。印象変わったわ」
奈々 「…恥ずかしい…」
竹下 「健二君」
健二 「なんです?」
竹下 「助けて」
奈々 「あっ…」
健二 「オレが? 助ける? 誰を? 誰から?」
竹下 「オレを、奈々ちゃんから」
奈々 「このぉ、卑怯者がぁ…」
健二、周りを見回す。周りの人間の何人かと目が合う。目が合った人は、健二に『どうぞ、お願いします』とポーズ&目配せ。健二『オレに、やれと?』のポーズ。
健二、急に気取りながら、
健二 「なんやなんや。こんだけ大勢集まって、揉め事の仲裁もでけへんのかいや。まあ、オレほどの好男子が口きかな、まとまるもんもまとまらへんてか。どないしたん、奈々ちゃん」
奈々 「社長が、注文伝票を間違えたんです」
健二 「なんや、そんなことかいや」
奈々 「そんなことって! ウチみたいな小さなスーパーでは死活問題なんです。損金を埋めるの、大変なんです」
健二 「商売ちゅーもんは、損して得とれ。ちょっとぐらいの損は、いずれ倍になって戻ってくるもんやで」
奈々 「結構大金なんです」
健二 「奈々ちゃん、金は天下のまわりものなんやで、多少の金はどっかから回ってくるもんやて」
奈々 「そうですか?」
健二 「せや。どっかの誰かが、ポーンとポケットマネーで損かぶってくれたり、するかもしれへんやろ」
さくら「じゃあ、健ちゃんが代わりに損かぶったら?」
健二 「それはまあ、でけへんけども」
真理子「じゃあ、ほうれん草食べてあげな」
健二 「ほうれん草! そんなもん、なんぼでも食うたるがな。なんぼほど食うたらええねん」
奈々 「900束」
健二 「死ぬわ」
健二、奈々の手をとりながら、
健二 「オレはなあ、奈々ちゃん」
奈々 「(手を握られて超緊張)はい」
健二 「スーパー竹下は、奈々ちゃんで持ってるの、知ってんねんで。このか細い手ぇで、電卓打って、店支えてんの知ってんねんで」
奈々 「ありがとうございます」
健二 「うちの大学に、後輩として入ってきて、何年かしたら同級生になり、そして、先輩として先に卒業した奈々ちゃん」
真理子「それがダメだっつーんだよ」
健二、奈々の頭をなでながら、
健二 「同じ大学出身者として、奈々ちゃんには期待してんねんで」
真理子「出身者ってのは、卒業した人なんだよ」
健二 「よう頑張ってるよう頑張ってる。奈々ちゃんも、困ってるやろうけど、ここはオレに免じて、社長のこと、許したってくれへんか?」
奈々、悔しいが…
奈々 「…わ、わかりました」
竹下 「助かったぁ」
奈々 「でも社長! 今回大目にみるのはね」
竹下 「はい」
奈々 「一日に二つも、恋をつぶされたらタマラナイからです!」
竹下 「わかってます」
健二 「ほな、店もどり」
奈々 「はい」
奈々と竹下、出て行こうとする。
健二 「奈々ちゃん」
奈々 「はい?」
健二 「ほうれん草、困ってンのやったら、持って来ぃ。買おたるで」
奈々 「ホントですか!」
健二 「一束でええか?」
みゆき「せこ」
さくら「せこ」
奈々 「…はい」
春太郎「奈々ちゃん。うちにも持ってきな。十束ほど仕入れるよ」
奈々 「ありがとうございます」
出て行く奈々と竹下。それを見送って、
健二 「色男はつらいのぉ」
真理子「早く大学、行けっつの」
松山 「ホントだよ」
真理子「あんたは働け」
暗転。(第一場終了~第二場へ)
さあ、このあとどこの台本を公開してしまおうかなあ。
台本を読んだら読んだで、どんな風に演じられてるのがが楽しみになるのが、シアターまあだと自負しております。
みなさん、チケットはお早めにね!
「何かの美味しいキッサ店」台本一部紹介 [舞台]
シアターまあ第三回公演「何かの美味しいキッサ店」は、1月の24日から、中野の「ザ・ポケット」で上演されます。
その稽古が行われているわけですが、いつもいつも言われることに、「どんな内容なのかわからないので不安」という声があります。そこで、今回は、特別に、台本を発表します。太っ腹なのか、無謀なのか。
これを読んで、どんな世界なのか、どんな登場人物が登場するのかを予想してください。
これを読んでも、まだまだ本番の舞台は楽しめますぞ。
上演台本 「何かの美味しいキッサ店」
作 妹尾匡夫
キャスト
○尾上(おのうえ)さくら~河本千明(26)
キッサ憩のマスター春太郎の妹。商店街のブティックに勤めている。
○秋吉みゆき~上杉美浩(26)
さくらの幼なじみ。近所の麻雀秋吉の娘。競馬などの博才は天下一品。色っぽい目線の持ち主。
○荒木健二~ 出口哲也(26)
大学8年生。関西出身。真理子の甥。いい加減に大学に通っていたので8年生になってしまっている。
○川原奈々~ 四宮由佳(23)
健二の大学の後輩。健二にあこがれているが、相手にされてないのが悔しい。スーパー竹下で経理の仕事をしている。
○松山高道~ 中村哲人(33)
松山電器の若旦那。しょっちゅうキッサ憩で時間をつぶしている。週末にはいつも競馬をやっているが、全く当たらない。
○竹下昭夫~ 小磯勝弥(43)
弱小スーパー竹下の社長。春太郎とは小学校の先輩後輩。新入社員の奈々に頭が上がらない。
○尾上真理子~丸山優子(43)
キッサ憩のマスター~春太郎の妻。気っ風のいい性格。荒木健二の叔母。
○尾上春太郎~佐藤伸之(44)
キッサ憩のマスター。コーヒーの入れ方だけは天下一品。店が繁盛しなくてもあまり気にしていない。
○第一場
明かり入るとキッサ憩が浮かび上がる。木目を多様した全体的に茶色いイメージの昔ながらのキッサ店。
正面向こうには入り口があり、その入り口の脇には大きな窓があり、ガラス越しにその向こうの通りを歩く人間が見える。
窓の向こうは通りであるが、路地のようで、その向こうには塀がある。表通りには面していないキッサ店だ。
店はカウンターと、テーブル席が二つ三つ。カウンターにはとまり木が三つぐらい。テーブル席の椅子はビニールレザーの古くさい椅子。
テーブル席の脇には、マガジンラックがおかれていて、新聞や週刊誌が置かれている。
カウンターではコーヒーしか入れず、店の奥に通じる出入り口がある。出入り口の向こうには簡単な厨房があるらしい。料理などは奥で作る。
その出入り口には階段も併設してあり、自宅らしき二階に登れる。(階段は奥にあり、昇り降りの音が聞こえなくてもかまわない)
それとは別に、トイレへの出入り口のドアがどこかにある。
午前十時頃。
春太郎、奥から登場してくる。
店の電気をつけ、エプロンをかける。
店の入り口の鍵を開け、ちょっと外に出て外に置かれているポスト(みえなくてもいい)から新聞を取り出してくる。通常新聞とスポーツ新聞の2紙。
それをもってカウンターに戻り、そこで二つの新聞の背中をホッチキスでパチンパチンと二カ所ずつとめる。
それを折り畳んで、マガジンラックに一紙を入れる。
自分はカウンターでスポーツ新聞を広げて読み始める。
春太郎「さあ、我がベイスターズは今年はどうなんだ? 中畑はないと思うけどな」
しばらく新聞を見つめていたが、急に、
春太郎「オレはDeNAとは絶対に呼ばんぞ!」
春太郎、ページをめくって、
春太郎「稀勢の里なあ… 新大関で…(その頃の状況で)」
奥の方で、笛吹ケトルの音がする。
春太郎、奥に引っ込んで、ケトルをもってくる。
昨日のコーヒーが入ったままのドリップを出し、ケトルのお湯をゆっくりと入れていく。その間も、半分は目がスポーツ紙に注がれている。
コーヒーを落として、それをカップに入れ、飲みながらスポーツ紙を読む春太郎。
そこに松山入ってくる。
松山 「おはよう。春太郎さん」
春太郎「おはよう。なんだ松山電器か」
松山 「なんだはないでしょう」
春太郎「また朝からさぼりか」
松山 「どうせ客こないもん。午前中に客が来たのは夏が最後。オレにも一杯頂戴」
春太郎「出涸らしだ」
松山 「いいいい」
春太郎「よくないよ。うちは生半可なコーヒーは客に出さない」
松山 「さすが春太郎さん、拘ってるねえ」
春太郎「ただ… お前なら別にいいか。客じゃないし」
松山 「ええ、オレ客じゃない?」
春太郎「客というのはね、きちんとお金払って飲む人ね。お前はずいぶんツケたまってるぞ」
松山 「きっついなあ」
春太郎、残りのコーヒーをカップに注いで、松山に出しながら、
春太郎「飲み屋でツケってあるけどさ、キッサ店でツケってあんまりないぞ」
松山 「そこがこのキッサ憩のいいところなんですよ。いよっ! 商店街の人格者! 尾上春太郎!」
春太郎「オレが人格者ねえ… 営業とか回ったら? 駅の向こうにマンションできただろ」
松山 「ま、そうなんだけどね」
春太郎「なんだっけ、パラボラアンテナとか? 売れるんじゃない?」
松山 「スカパーね? それがさ、聞いたらあそこ、マンション全体でケーブル入ってるんだって。出る幕無し。あきらめちゃった」
春太郎「商売っ気ないなあ、松山電器危ないんじゃない?」
松山 「ホントホント」
春太郎「よくつぶれないよ」
松山 「ね」
春太郎「呑気だなぁ。ひとごとかよ」
松山 「うちより、キッサ憩は大丈夫なの?」
春太郎「オレの代まではなんとかな。でも、オレの代で多分終わりだ。継いでくれる子供もいないし」
松山 「ねえ、キッサ憩はモーニングとかやらないの?」
春太郎「オレ、モーニングって嫌いなんだ」
松山 「どうして?」
春太郎「あのな。個人のキッサ店がモーニングって、なぜやるか知ってるか?」
松山 「知らない。なんで?」
春太郎「夕べの出涸らしでもうひと商売できるからなんだよ」
松山 「ああそうなんだ」
春太郎「オレは出涸らしでひと商売なんて、ごめんだ」
松山 「(コーヒーちょっと飲んで)うまっ。十分うまいじゃん」
春太郎「やっぱお前は客じゃないわ。それがうまいなんて言ってるようじゃ」
松山 「そうかなあ」
春太郎「嫁もなかなかこないはずだ」
松山 「関係ないでしょう」
春太郎「本物を見抜く目がないんだ。うん」
松山 「えーっ?」
春太郎「というか、本人が本物になってない」
松山 「きっついなあ。新聞いい? 競馬ンとこだけ」
春太郎「ああ、もう綴じちゃった」
松山 「ちぇっ」
春太郎「どうせ負けるんだ。やめとけ競馬なんか」
松山 「でも当たるときもあるかもしれないじゃん」
春太郎「どうせなら、みゆきちゃんに予想してもらえ」
松山 「みゆきちゃんて、向かいの雀荘秋吉の?」
春太郎「そう。看板娘。あの子の博才は大変なもんだぞ」
そこに真理子入ってくる。
松山 「あ、真理子さん」
真理子「おっ。松山電器」
松山 「おはようございます」
真理子「お前は働け。そしてツケを払え」
松山 「あいかわらず直球だなあ、真理子さんは」
真理子「うちは慈善事業でお前にコーヒー飲ませてるんじゃないぞ」
松山 「ま、これはほら、夕べの出涸らしらしいから」
真理子「お前からは、出涸らしでも通常料金を取る。ツケとくからな」
松山 「そんなあ」
そこにさくらが降りてくる。
さくら「おはよ」
春太郎「おはよう」
真理子「おはよ」
松山 「おはよう」
さくら「あ、松山電器」
松山 「みんなそう呼ぶのね」
さくら「働いたら?」
松山 「それも言うのね」
さくら「お兄ちゃん。あたしにも一杯もらえる?」
春太郎、出涸らしにケトルでコーヒーを足しながら。
春太郎「なんだ、徹夜か」
さくら「まあね」
真理子「なに、さくらちゃん徹夜したの?」
さくら「うん」
真理子「あ、言ってた例の?」
春太郎「なんだ、例のって」
さくら「カーネーションってやってんじゃん」
春太郎「カーネーション?」
松山 「朝ドラでしょ? うちのテレビで毎日映ってるよ」
真理子「ホントに電気屋か? 日本中のテレビで映ってるんだよ」
春太郎「カーネーションがどうした」
さくら「あれでさ、型紙で生地だけ切って、あとは縫えばいいだけ、簡単に洋服ができるって商品が飛ぶように売れる場面があってさ」
春太郎「なんなんだ、それ」
真理子「つまり、キットってやつよ。途中まで出来上がってて、あと縫うのは自分でやる。ミシンで。半分手作り気分」
さくら「店長があれをまねしてやってみたら、結構人気になってさ。お客さんの注文も一杯来て。おかげであたしは夜通しチョキチョキ」
春太郎「そんなものが売れるのか」
さくら「ね」
松山 「ねえ! キッサ憩でもそういうのやれば?」
真理子「そういうの?」
松山 「コーヒーがもう挽いてあってさ、一杯ずつ小分けにしてあってさ、お湯を注げば一杯できあがりってヤツ」
冷たい目でみんなが見るので、
松山 「…とか」
さくら「もうあるよ」
松山 「あ、あるの」
真理子「働け。そして世間を知れ。そして幾分か恥を知れ」
そこに入ってくるみゆき。
みゆき「おはようございます」
春太郎「あ、みゆきちゃん。おはよう」
みゆき「春太郎さん、コーヒー4つ作って。店にもってくから」
春太郎「ほいよ。おい松山電器。競馬ならっとけ」
松山 「ええ? (みゆきに)お、はよう」
みゆき「ああ松山電器」
松山 「はい」
みゆき「働かないの?」
松山 「働きます」
さくら「おはようみゆき」
みゆき「おはようさくら。なんか眠そう」
さくら「徹夜」
みゆき「さくらも? あたしも」
真理子「なに、みゆきちゃんも徹夜?」
みゆき「徹夜麻雀」
春太郎「徹夜麻雀。今どきめずらしいな」
みゆき「うちは結構あるんだよ。途中からメンバー足らなくてあたしが相手してたの」
真理子「結果は?」
みゆき、Vサイン。
みゆき「ねこそぎ、巻き上げてやりましたよ。サラリーマンの小遣い」
春太郎「やっぱり、みゆきちゃんの博才はすごいな」
みゆき「まあ、麻雀はそんなでもないんだけど。勝つコツがあるんです」
さくら「勝つコツ?」
みゆき「そう。こっちがリーチしてるときに、相手が捨て牌悩んでたりするでしょ? その時すかさず、流し目で相手の目をみてやるわけ。すると、相手はポーッとしちゃって、捨てちゃいけない牌を捨てちゃうの。で、ロン!」
さくら「あんたまだそんなことしてるの? この子高校のときに編み出したんだよね、あの目」
春太郎「へえ、どんな目? オレにしてみて」
みゆき、春太郎に目線を送る。
春太郎「なるほど。これはすごいわ。色っぽい」
みゆき「しかもね、この方法で勝つと、相手はニコニコしながら負け分を払ってくれるんです」
松山 「でも、オレはサ。なんかそういうの卑怯だと思うな」
春太郎「みゆきちゃん。(ポーズで松山電器にも)」
みゆき、松山に目線を送る。
松山 「ボク、なんでも捨てちゃう」
真理子「働け」
春太郎「みゆきちゃん。コーヒーできたよ」
みゆき「ありがとう。お金は空いたカップと一緒に持ってくる」
春太郎「ん」
みゆき、お盆でコーヒーを持っていこうとする。その時、入り口から健二が元気に入ってくる。
健二 「マイド! おはようさん! (松山に気づいて)おお、マッチャマ電器。働いてるか?」
松山 「働こうと思ってる」
すれ違い様に、みゆき、健二にも目線を送る。
健二 「(たじたじとしながら)…なんぼ払ろたらええのん?」
みゆき「また、今度」
にっこり笑って出て行くみゆき。
健二 「知らんかった。みゆきちゃん、オレに惚れてんねや?」
真理子「惚れてないわ!」
健二 「けど、あの目ぇは、只事やないでおばさん。(さくらに)なぁ、惚れてるなぁ?」
さくら「残念ながら、惚れてない」
真理子「健二。あんた、大学は?」
健二 「そら行くわ。行くけど、その前にモーニングコーヒーもらおかと思て」
真理子「なにがモーニングコーヒーだよ。そういうことできるのは、社会人になって、きちんと働いてるヤツが言うこと。ね」
松山 「そうそう。健二君、働いた方がいいよ。働かないと辛いこと多いよ?」
真理子「大学生の本文はなんだか、あんた分かってる?」
健二 「わかってるがな、真理子おばさん。オレ、何年大学通ってると思ってンねん」
真理子「8年だろ。通いすぎなんだよ! 容子姉ちゃんも愚痴ってたよ。『あいつ、しばいたろかと毎年思う』って。『あのアホ、医学部気取りか』って」
健二 「なに、おばさんお袋に電話したん?」
真理子「かかってくるんだよ! あんたの母ちゃん、声でかいんだよ! 耳痛いんだよ!」
健二 「おばさんも、たいがい、声でかい」
春太郎「寝言もでかいんだよ」
真理子「そんなことないでしょう」
春太郎「寝てるからわからないんだよ」
真理子「あんたも寝てるでしょう?」
春太郎「毎回、飛び起きる」
さくら「しかも、すごくはっきり寝言いうのよね」
健二 「聞こえんの?」
さくら「隣の部屋でもはっきり聞こえる。夕べも言ってた」
春太郎「ああ、あれは久しぶりにギョッとした」
松山 「なんて言ってたの?」
さくら「確かね、『チキンラーメンは二分半がうまいんだよ!』って言ってた」
春太郎「文脈がわからなかったなあ」
真理子「そんなことどうでもいいの。健二、あんたは早く大学に…」
健二 「あ、オレちょっと便所」
健二、トイレに消える。
そこに飛び込んでくる竹下。何かから逃げているらしい。
竹下 「ゴメン、春先輩。ちょっと匿って」
春太郎「なんだ? どうしたタケ」
竹下 「追われてるんだ」
春太郎「誰に」
竹下 「奈々ちゃん」
春太郎「奈々ちゃんて、川原奈々?」
竹下 「そう」
春太郎「奈々ちゃんは、お前んところの経理だろう」
竹下 「そう」
春太郎「経営者がなんで逃げる」
竹下 「そうね」
真理子「なんだ、スーパー竹下でなんかやらかしたのか」
竹下 「まあ、そうなんだけど」
真理子「なにやった」
松山 「なにやったの、昭夫さん」
竹下 「おお、松山電器、いたのか」
松山 「いるよ」
竹下 「働け」
松山 「わかってるよ」
竹下 「あ、そうだ。健二君いない? 健二君」
真理子「健二は今、トイレ入ってる」
竹下 「ええ? そうなの?」
真理子「なに、健二にも用なの?」
竹下 「うん。奈々ちゃんは健二君にほれてるからさ、いなしてもらおうと思ったんだけど」
そこに川原奈々が登場。キッサ店の前。
竹下 「やべ」
カウンターの陰に隠れる竹下。
奈々、ガラス越しに店内を覗く。が、竹下がいないことを確認して、通りすぎる。
さくらが入り口に駆けて行って、扉を開けて奈々を呼ぶ。
さくら「奈々ちゃん! 奈々ちゃーん! 社長、ここ」
竹下 「ええっ! なんで!」
奈々戻ってくる。
奈々 「社長!」
カウンターの陰に隠れて震えている竹下。
奈々 「社長! 隠れてないで出てきなさい!」
出ない竹下。
奈々 「カウンターの陰! わかってるのよ!」
竹下 「なんでわかるの?」
奈々 「さくらさんが指さしてるから」
渋々出る竹下。
竹下 「さくらちゃん、どうしてだよ」
さくら「だって、面白いじゃん」
そこにみゆきも戻ってくる。
みゆき「なんか面白そうな怒鳴り声が聞こえたんだけど」
さくら「あんた、耳いいね。その通りよ」
様子をみて、みゆき。
みゆき「なんだか、修羅場が始まる予感」
さくら「多分ね」
奈々 「社長! ちょっとここに座ってください」
竹下 「はい」
テーブル席に竹下を座らせる奈々。
春太郎「奈々ちゃん、何があったの」
奈々 「ちょうどいいです。みんながいるところで聞いてもらいましょう。ねっ! 社長!」
竹下 「はい」
…(続く)
その稽古が行われているわけですが、いつもいつも言われることに、「どんな内容なのかわからないので不安」という声があります。そこで、今回は、特別に、台本を発表します。太っ腹なのか、無謀なのか。
これを読んで、どんな世界なのか、どんな登場人物が登場するのかを予想してください。
これを読んでも、まだまだ本番の舞台は楽しめますぞ。
上演台本 「何かの美味しいキッサ店」
作 妹尾匡夫
キャスト
○尾上(おのうえ)さくら~河本千明(26)
キッサ憩のマスター春太郎の妹。商店街のブティックに勤めている。
○秋吉みゆき~上杉美浩(26)
さくらの幼なじみ。近所の麻雀秋吉の娘。競馬などの博才は天下一品。色っぽい目線の持ち主。
○荒木健二~ 出口哲也(26)
大学8年生。関西出身。真理子の甥。いい加減に大学に通っていたので8年生になってしまっている。
○川原奈々~ 四宮由佳(23)
健二の大学の後輩。健二にあこがれているが、相手にされてないのが悔しい。スーパー竹下で経理の仕事をしている。
○松山高道~ 中村哲人(33)
松山電器の若旦那。しょっちゅうキッサ憩で時間をつぶしている。週末にはいつも競馬をやっているが、全く当たらない。
○竹下昭夫~ 小磯勝弥(43)
弱小スーパー竹下の社長。春太郎とは小学校の先輩後輩。新入社員の奈々に頭が上がらない。
○尾上真理子~丸山優子(43)
キッサ憩のマスター~春太郎の妻。気っ風のいい性格。荒木健二の叔母。
○尾上春太郎~佐藤伸之(44)
キッサ憩のマスター。コーヒーの入れ方だけは天下一品。店が繁盛しなくてもあまり気にしていない。
○第一場
明かり入るとキッサ憩が浮かび上がる。木目を多様した全体的に茶色いイメージの昔ながらのキッサ店。
正面向こうには入り口があり、その入り口の脇には大きな窓があり、ガラス越しにその向こうの通りを歩く人間が見える。
窓の向こうは通りであるが、路地のようで、その向こうには塀がある。表通りには面していないキッサ店だ。
店はカウンターと、テーブル席が二つ三つ。カウンターにはとまり木が三つぐらい。テーブル席の椅子はビニールレザーの古くさい椅子。
テーブル席の脇には、マガジンラックがおかれていて、新聞や週刊誌が置かれている。
カウンターではコーヒーしか入れず、店の奥に通じる出入り口がある。出入り口の向こうには簡単な厨房があるらしい。料理などは奥で作る。
その出入り口には階段も併設してあり、自宅らしき二階に登れる。(階段は奥にあり、昇り降りの音が聞こえなくてもかまわない)
それとは別に、トイレへの出入り口のドアがどこかにある。
午前十時頃。
春太郎、奥から登場してくる。
店の電気をつけ、エプロンをかける。
店の入り口の鍵を開け、ちょっと外に出て外に置かれているポスト(みえなくてもいい)から新聞を取り出してくる。通常新聞とスポーツ新聞の2紙。
それをもってカウンターに戻り、そこで二つの新聞の背中をホッチキスでパチンパチンと二カ所ずつとめる。
それを折り畳んで、マガジンラックに一紙を入れる。
自分はカウンターでスポーツ新聞を広げて読み始める。
春太郎「さあ、我がベイスターズは今年はどうなんだ? 中畑はないと思うけどな」
しばらく新聞を見つめていたが、急に、
春太郎「オレはDeNAとは絶対に呼ばんぞ!」
春太郎、ページをめくって、
春太郎「稀勢の里なあ… 新大関で…(その頃の状況で)」
奥の方で、笛吹ケトルの音がする。
春太郎、奥に引っ込んで、ケトルをもってくる。
昨日のコーヒーが入ったままのドリップを出し、ケトルのお湯をゆっくりと入れていく。その間も、半分は目がスポーツ紙に注がれている。
コーヒーを落として、それをカップに入れ、飲みながらスポーツ紙を読む春太郎。
そこに松山入ってくる。
松山 「おはよう。春太郎さん」
春太郎「おはよう。なんだ松山電器か」
松山 「なんだはないでしょう」
春太郎「また朝からさぼりか」
松山 「どうせ客こないもん。午前中に客が来たのは夏が最後。オレにも一杯頂戴」
春太郎「出涸らしだ」
松山 「いいいい」
春太郎「よくないよ。うちは生半可なコーヒーは客に出さない」
松山 「さすが春太郎さん、拘ってるねえ」
春太郎「ただ… お前なら別にいいか。客じゃないし」
松山 「ええ、オレ客じゃない?」
春太郎「客というのはね、きちんとお金払って飲む人ね。お前はずいぶんツケたまってるぞ」
松山 「きっついなあ」
春太郎、残りのコーヒーをカップに注いで、松山に出しながら、
春太郎「飲み屋でツケってあるけどさ、キッサ店でツケってあんまりないぞ」
松山 「そこがこのキッサ憩のいいところなんですよ。いよっ! 商店街の人格者! 尾上春太郎!」
春太郎「オレが人格者ねえ… 営業とか回ったら? 駅の向こうにマンションできただろ」
松山 「ま、そうなんだけどね」
春太郎「なんだっけ、パラボラアンテナとか? 売れるんじゃない?」
松山 「スカパーね? それがさ、聞いたらあそこ、マンション全体でケーブル入ってるんだって。出る幕無し。あきらめちゃった」
春太郎「商売っ気ないなあ、松山電器危ないんじゃない?」
松山 「ホントホント」
春太郎「よくつぶれないよ」
松山 「ね」
春太郎「呑気だなぁ。ひとごとかよ」
松山 「うちより、キッサ憩は大丈夫なの?」
春太郎「オレの代まではなんとかな。でも、オレの代で多分終わりだ。継いでくれる子供もいないし」
松山 「ねえ、キッサ憩はモーニングとかやらないの?」
春太郎「オレ、モーニングって嫌いなんだ」
松山 「どうして?」
春太郎「あのな。個人のキッサ店がモーニングって、なぜやるか知ってるか?」
松山 「知らない。なんで?」
春太郎「夕べの出涸らしでもうひと商売できるからなんだよ」
松山 「ああそうなんだ」
春太郎「オレは出涸らしでひと商売なんて、ごめんだ」
松山 「(コーヒーちょっと飲んで)うまっ。十分うまいじゃん」
春太郎「やっぱお前は客じゃないわ。それがうまいなんて言ってるようじゃ」
松山 「そうかなあ」
春太郎「嫁もなかなかこないはずだ」
松山 「関係ないでしょう」
春太郎「本物を見抜く目がないんだ。うん」
松山 「えーっ?」
春太郎「というか、本人が本物になってない」
松山 「きっついなあ。新聞いい? 競馬ンとこだけ」
春太郎「ああ、もう綴じちゃった」
松山 「ちぇっ」
春太郎「どうせ負けるんだ。やめとけ競馬なんか」
松山 「でも当たるときもあるかもしれないじゃん」
春太郎「どうせなら、みゆきちゃんに予想してもらえ」
松山 「みゆきちゃんて、向かいの雀荘秋吉の?」
春太郎「そう。看板娘。あの子の博才は大変なもんだぞ」
そこに真理子入ってくる。
松山 「あ、真理子さん」
真理子「おっ。松山電器」
松山 「おはようございます」
真理子「お前は働け。そしてツケを払え」
松山 「あいかわらず直球だなあ、真理子さんは」
真理子「うちは慈善事業でお前にコーヒー飲ませてるんじゃないぞ」
松山 「ま、これはほら、夕べの出涸らしらしいから」
真理子「お前からは、出涸らしでも通常料金を取る。ツケとくからな」
松山 「そんなあ」
そこにさくらが降りてくる。
さくら「おはよ」
春太郎「おはよう」
真理子「おはよ」
松山 「おはよう」
さくら「あ、松山電器」
松山 「みんなそう呼ぶのね」
さくら「働いたら?」
松山 「それも言うのね」
さくら「お兄ちゃん。あたしにも一杯もらえる?」
春太郎、出涸らしにケトルでコーヒーを足しながら。
春太郎「なんだ、徹夜か」
さくら「まあね」
真理子「なに、さくらちゃん徹夜したの?」
さくら「うん」
真理子「あ、言ってた例の?」
春太郎「なんだ、例のって」
さくら「カーネーションってやってんじゃん」
春太郎「カーネーション?」
松山 「朝ドラでしょ? うちのテレビで毎日映ってるよ」
真理子「ホントに電気屋か? 日本中のテレビで映ってるんだよ」
春太郎「カーネーションがどうした」
さくら「あれでさ、型紙で生地だけ切って、あとは縫えばいいだけ、簡単に洋服ができるって商品が飛ぶように売れる場面があってさ」
春太郎「なんなんだ、それ」
真理子「つまり、キットってやつよ。途中まで出来上がってて、あと縫うのは自分でやる。ミシンで。半分手作り気分」
さくら「店長があれをまねしてやってみたら、結構人気になってさ。お客さんの注文も一杯来て。おかげであたしは夜通しチョキチョキ」
春太郎「そんなものが売れるのか」
さくら「ね」
松山 「ねえ! キッサ憩でもそういうのやれば?」
真理子「そういうの?」
松山 「コーヒーがもう挽いてあってさ、一杯ずつ小分けにしてあってさ、お湯を注げば一杯できあがりってヤツ」
冷たい目でみんなが見るので、
松山 「…とか」
さくら「もうあるよ」
松山 「あ、あるの」
真理子「働け。そして世間を知れ。そして幾分か恥を知れ」
そこに入ってくるみゆき。
みゆき「おはようございます」
春太郎「あ、みゆきちゃん。おはよう」
みゆき「春太郎さん、コーヒー4つ作って。店にもってくから」
春太郎「ほいよ。おい松山電器。競馬ならっとけ」
松山 「ええ? (みゆきに)お、はよう」
みゆき「ああ松山電器」
松山 「はい」
みゆき「働かないの?」
松山 「働きます」
さくら「おはようみゆき」
みゆき「おはようさくら。なんか眠そう」
さくら「徹夜」
みゆき「さくらも? あたしも」
真理子「なに、みゆきちゃんも徹夜?」
みゆき「徹夜麻雀」
春太郎「徹夜麻雀。今どきめずらしいな」
みゆき「うちは結構あるんだよ。途中からメンバー足らなくてあたしが相手してたの」
真理子「結果は?」
みゆき、Vサイン。
みゆき「ねこそぎ、巻き上げてやりましたよ。サラリーマンの小遣い」
春太郎「やっぱり、みゆきちゃんの博才はすごいな」
みゆき「まあ、麻雀はそんなでもないんだけど。勝つコツがあるんです」
さくら「勝つコツ?」
みゆき「そう。こっちがリーチしてるときに、相手が捨て牌悩んでたりするでしょ? その時すかさず、流し目で相手の目をみてやるわけ。すると、相手はポーッとしちゃって、捨てちゃいけない牌を捨てちゃうの。で、ロン!」
さくら「あんたまだそんなことしてるの? この子高校のときに編み出したんだよね、あの目」
春太郎「へえ、どんな目? オレにしてみて」
みゆき、春太郎に目線を送る。
春太郎「なるほど。これはすごいわ。色っぽい」
みゆき「しかもね、この方法で勝つと、相手はニコニコしながら負け分を払ってくれるんです」
松山 「でも、オレはサ。なんかそういうの卑怯だと思うな」
春太郎「みゆきちゃん。(ポーズで松山電器にも)」
みゆき、松山に目線を送る。
松山 「ボク、なんでも捨てちゃう」
真理子「働け」
春太郎「みゆきちゃん。コーヒーできたよ」
みゆき「ありがとう。お金は空いたカップと一緒に持ってくる」
春太郎「ん」
みゆき、お盆でコーヒーを持っていこうとする。その時、入り口から健二が元気に入ってくる。
健二 「マイド! おはようさん! (松山に気づいて)おお、マッチャマ電器。働いてるか?」
松山 「働こうと思ってる」
すれ違い様に、みゆき、健二にも目線を送る。
健二 「(たじたじとしながら)…なんぼ払ろたらええのん?」
みゆき「また、今度」
にっこり笑って出て行くみゆき。
健二 「知らんかった。みゆきちゃん、オレに惚れてんねや?」
真理子「惚れてないわ!」
健二 「けど、あの目ぇは、只事やないでおばさん。(さくらに)なぁ、惚れてるなぁ?」
さくら「残念ながら、惚れてない」
真理子「健二。あんた、大学は?」
健二 「そら行くわ。行くけど、その前にモーニングコーヒーもらおかと思て」
真理子「なにがモーニングコーヒーだよ。そういうことできるのは、社会人になって、きちんと働いてるヤツが言うこと。ね」
松山 「そうそう。健二君、働いた方がいいよ。働かないと辛いこと多いよ?」
真理子「大学生の本文はなんだか、あんた分かってる?」
健二 「わかってるがな、真理子おばさん。オレ、何年大学通ってると思ってンねん」
真理子「8年だろ。通いすぎなんだよ! 容子姉ちゃんも愚痴ってたよ。『あいつ、しばいたろかと毎年思う』って。『あのアホ、医学部気取りか』って」
健二 「なに、おばさんお袋に電話したん?」
真理子「かかってくるんだよ! あんたの母ちゃん、声でかいんだよ! 耳痛いんだよ!」
健二 「おばさんも、たいがい、声でかい」
春太郎「寝言もでかいんだよ」
真理子「そんなことないでしょう」
春太郎「寝てるからわからないんだよ」
真理子「あんたも寝てるでしょう?」
春太郎「毎回、飛び起きる」
さくら「しかも、すごくはっきり寝言いうのよね」
健二 「聞こえんの?」
さくら「隣の部屋でもはっきり聞こえる。夕べも言ってた」
春太郎「ああ、あれは久しぶりにギョッとした」
松山 「なんて言ってたの?」
さくら「確かね、『チキンラーメンは二分半がうまいんだよ!』って言ってた」
春太郎「文脈がわからなかったなあ」
真理子「そんなことどうでもいいの。健二、あんたは早く大学に…」
健二 「あ、オレちょっと便所」
健二、トイレに消える。
そこに飛び込んでくる竹下。何かから逃げているらしい。
竹下 「ゴメン、春先輩。ちょっと匿って」
春太郎「なんだ? どうしたタケ」
竹下 「追われてるんだ」
春太郎「誰に」
竹下 「奈々ちゃん」
春太郎「奈々ちゃんて、川原奈々?」
竹下 「そう」
春太郎「奈々ちゃんは、お前んところの経理だろう」
竹下 「そう」
春太郎「経営者がなんで逃げる」
竹下 「そうね」
真理子「なんだ、スーパー竹下でなんかやらかしたのか」
竹下 「まあ、そうなんだけど」
真理子「なにやった」
松山 「なにやったの、昭夫さん」
竹下 「おお、松山電器、いたのか」
松山 「いるよ」
竹下 「働け」
松山 「わかってるよ」
竹下 「あ、そうだ。健二君いない? 健二君」
真理子「健二は今、トイレ入ってる」
竹下 「ええ? そうなの?」
真理子「なに、健二にも用なの?」
竹下 「うん。奈々ちゃんは健二君にほれてるからさ、いなしてもらおうと思ったんだけど」
そこに川原奈々が登場。キッサ店の前。
竹下 「やべ」
カウンターの陰に隠れる竹下。
奈々、ガラス越しに店内を覗く。が、竹下がいないことを確認して、通りすぎる。
さくらが入り口に駆けて行って、扉を開けて奈々を呼ぶ。
さくら「奈々ちゃん! 奈々ちゃーん! 社長、ここ」
竹下 「ええっ! なんで!」
奈々戻ってくる。
奈々 「社長!」
カウンターの陰に隠れて震えている竹下。
奈々 「社長! 隠れてないで出てきなさい!」
出ない竹下。
奈々 「カウンターの陰! わかってるのよ!」
竹下 「なんでわかるの?」
奈々 「さくらさんが指さしてるから」
渋々出る竹下。
竹下 「さくらちゃん、どうしてだよ」
さくら「だって、面白いじゃん」
そこにみゆきも戻ってくる。
みゆき「なんか面白そうな怒鳴り声が聞こえたんだけど」
さくら「あんた、耳いいね。その通りよ」
様子をみて、みゆき。
みゆき「なんだか、修羅場が始まる予感」
さくら「多分ね」
奈々 「社長! ちょっとここに座ってください」
竹下 「はい」
テーブル席に竹下を座らせる奈々。
春太郎「奈々ちゃん、何があったの」
奈々 「ちょうどいいです。みんながいるところで聞いてもらいましょう。ねっ! 社長!」
竹下 「はい」
…(続く)
今年の番組を振り返って [ラジオ]
今日、江藤愛キラ☆キラのペラペラコーナーで宇多丸君も言及してたけど、今年の僕の担当しているラジオ番組を振り返って、最も忘れがたい番組は「ライムスター宇多丸のウィークエンドシャッフル」でした。
放送日、3月12日。震災の次の日。
番組を決行するのか、変更するのか。議論がかわされましたが、誰言うともなく「これは、やろう」ということになりました。
で、内容です。
通常のシネマハスラーや、サタデーナイトラボなどは飛ばすとして、では何をやるのか。
大まかな構成はみんなで考えました。
基本、「曲」をかけよう。曲が足らない。今、日本に曲が足らない。曲なんて不謹慎だと思ってるムードが漂ってる。でも、曲をかけよう。
となりました。
そして、「メール」を読もう。みんなの「今」を読もう。どんどんと読もう。
となりました。
加えて「情報」を伝えよう。今の情報を伝えよう。
となりました。
「曲」と「メール」と「情報」
この三本立てで行くぞと。
で、僕は一つだけ譲りたくない部分がありました。
それは、「まず、曲をかける」ということでした。
番組が始まったら、番組タイトルコールよりも前に、曲をかけるべきだ。
それも、ライムスターの「そしてまた歌いだす」をかけるべきだ、と提案しました。
「いきなり曲からですか?」
という声も上がったんですが、ここは譲るつもりはありませんでした。
「まず、自分が今、何を考えているのかを宣言して、テーマ曲よりも前に、『そしてまた歌いだす』をかけねばならぬ」
と主張してゆずりませんでした。
「この曲は、これから3時間、生放送をやっていく上での決意宣言なんです」
と言い張ってゆずりませんでした。
結果、その通りになりました。
曲がかかって、自分はそういう感情に揺さぶられるのだろうと思っていたのですが、それ以上に揺さぶられ、
自分が提案したにも関わらず、号泣しておりました。
「番組タイトルコールよりも先に、この曲をかけることができて、よかった。というよりもそれが必然だったんだ」
と思えた一瞬でした。
今年の番組を振り返って、最も思い出深き、そして最も大切な一瞬が、そこにあったのです。
放送日、3月12日。震災の次の日。
番組を決行するのか、変更するのか。議論がかわされましたが、誰言うともなく「これは、やろう」ということになりました。
で、内容です。
通常のシネマハスラーや、サタデーナイトラボなどは飛ばすとして、では何をやるのか。
大まかな構成はみんなで考えました。
基本、「曲」をかけよう。曲が足らない。今、日本に曲が足らない。曲なんて不謹慎だと思ってるムードが漂ってる。でも、曲をかけよう。
となりました。
そして、「メール」を読もう。みんなの「今」を読もう。どんどんと読もう。
となりました。
加えて「情報」を伝えよう。今の情報を伝えよう。
となりました。
「曲」と「メール」と「情報」
この三本立てで行くぞと。
で、僕は一つだけ譲りたくない部分がありました。
それは、「まず、曲をかける」ということでした。
番組が始まったら、番組タイトルコールよりも前に、曲をかけるべきだ。
それも、ライムスターの「そしてまた歌いだす」をかけるべきだ、と提案しました。
「いきなり曲からですか?」
という声も上がったんですが、ここは譲るつもりはありませんでした。
「まず、自分が今、何を考えているのかを宣言して、テーマ曲よりも前に、『そしてまた歌いだす』をかけねばならぬ」
と主張してゆずりませんでした。
「この曲は、これから3時間、生放送をやっていく上での決意宣言なんです」
と言い張ってゆずりませんでした。
結果、その通りになりました。
曲がかかって、自分はそういう感情に揺さぶられるのだろうと思っていたのですが、それ以上に揺さぶられ、
自分が提案したにも関わらず、号泣しておりました。
「番組タイトルコールよりも先に、この曲をかけることができて、よかった。というよりもそれが必然だったんだ」
と思えた一瞬でした。
今年の番組を振り返って、最も思い出深き、そして最も大切な一瞬が、そこにあったのです。
ラジオドラマの話を書きます [ドラマ]
今日、「オール讀物」の1月号が発売になり、角田光代さんの「それもまたちいさな光」が一挙掲載で発表になりました。TBSラジオ60周年記念ラジオドラマの原作です。
すでにドラマは完成して、オンエアの時を待っているわけですが、今回脚色と脚本を担当したものとして、いろいろと書いてみようかと思います。
まず、今回の脚色・脚本化の話をもらったのは、今年の10月の頭ぐらいだったと思います。プロデューサーの三条氏から声をかけられ、一枚の企画書を渡されました。そこに、このラジオドラマの企画が書いてありました。
作品は原作があり、角田光代さんの、それも書き下ろしの作品になると。
「3人の女性のそれぞれの恋愛と、それに絡む1人の男。そこにはいつも、とあるラジオ番組が寄り添っていた」
というような、あらすじだけが書いてある企画書で、原作そのものはまだ完成していませんでした。
発注を受けた時には、ちょっと迷いました。というのも、その1カ月前にSETの急遽公演の作・演出を頼まれていて、そろそろ台本作りに向かわなければと思っていた矢先だったからです。
しかも、来年の1月には自分のシアターまあの舞台も待っている。台本作りもまだだし、そもそもチラシは待ってくれない。急いで作らなければならない。そんな状態だったから。
ちょっと迷ったものの、引き受けることにしました。口幅ったい言い方になりますが、「これはオレ以外には書けないな」と思ったからです。「ラジオのことをよく知っている」「ドラマも書ける」「キャラクターにぴったりの役者もたくさん知っている」というような理由で。
「これはオレしかできない。しかも、今どきほとんどなくなったラジオドラマの、それもTBSラジオの60周年というような、ビッグプロジェクトに誘っていただいて、光栄なこともある」
てなことを考えて、「やります」と答えました。
ただ、一つだけ心配なことがありました。というのは、ボクはかつて原作ありの作品を脚色する仕事を引き受けたんですが、これができない。
書いた人の思いを思ってしまうと、カットができない。変更ができない。どうしても手が出せない。
結局、あきらめてしまったことがあったからです。
でも、結局は引き受けた。
時間的には、11月のSETの台本を仕上げるのが順番でしたが、もたもたしていると、どちらの企画も中途半端になる。まずはラジオドラマの台本に集中して書き上げてしまおうと、計画しました。
そして、角田さんの原作のゲラが上がってきました。
みてびっくりしました。今回のオール讀物の表紙にあるように、「感動の三百枚」という中編。
みなさんはピンと来ないかもしれませんが、三百枚というのは四百字詰め原稿用紙三百枚ということです。
放送の業界では、四百字の原稿用紙は一枚で一分見当になります。ってことはこのままだと三百分。つまり5時間のラジオドラマになってしまう。
ラジオの企画は二時間ドラマでした。(最初は二時間ドラマだったんです)
大幅に削らないといけない。
さあ大変です。カットが苦手な人間が、半分以下にカットしないといけない。もう覚悟を決めました。ズバズバ行くしかない。
そしてセリフ。これも大幅に変更しないといけないということがすぐにわかりました。
角田さんは小説家ですから、読むセリフはとっても上手です。でも、耳で聞くセリフにはなってない。原作を読んで、まずそれを思いました。そして、「失礼ながら、耳で聞くセリフを書くのは、オレの方が上だ」と信じて、どんどんと書き換えていきました。
そしてドラマを進めていく、地の部分。原作では、客観目線で地の部分が書かれていました。
たとえば、原作では「仁絵はその時、××と思っていた」という書き方。
でも、ラジオドラマではそれはとっても話が遠くなってしまうんです。
ラジオというメディアは、登場人物が直接リスナーに語りかけなければホントウが伝わりません。
そこで、地の部分(ラジオではナレーション部分)はすべて、主役と準主役(悠木仁絵と竜胆美帆子)のナレーションという形に書き換えました。(その結果、石田さんのセリフは膨大に。愛ちゃんのセリフも大量になる結果になりましたが)
原作を読みながら、ラジオドラマを聞いていただくと、どんなふうにセリフや地の部分が変わっているかが分かって面白いかと思います。
で、キャスト。
主役の石田ひかりさんは、番組の顔ですから、プロデューサーが選び、是非にと口説きに行ったんですが、その他の主要キャストは、ほとんど僕の提案が採用されました。
「この役は、あの役者がぴったりだ」と僕が思うキャストが決まっていきました。
その中でも、僕が収録に立ち会っていて、圧巻だったと思うのは、ラジオパーソナリティー役(つまり、物語のもう一人の主人公)竜胆美帆子(りんどう・みほこ)役の笹峯愛ちゃんでした。
原作を読んで、僕の頭の中にはすぐに笹峯愛ちゃんの名前が浮かびました。
笹峯愛ちゃんといえば、15年前にはアイドルをやっていて、王様のブランチのレポーターをやっている人ということで知っている人もいるかもしれません。
でも、最近は自分で台本も書けるし、演出もできるし、芝居もうまい。僕はそれを確認して信頼もしている。
「これは、愛ちゃん以外には考えられないな」と思いました。
(愛ちゃんは昔からの知り合い。最近もお互いの舞台を見に行き合っている仲)
「ラジオ番組を長年やっている人で、芝居もとっても上手な人」
と考えると、愛ちゃんがうってつけだと思ったからです。
早速会議で提案し、採用されました。
問題は、ちょうど収録時期に自分の演劇ユニット「and Me」の新作の舞台の本番が重なっていたからなんですが、今回は愛ちゃんは作・演出のみで、出演はしてないのが救いでした。
愛ちゃんに電話をすると、快諾をいただき、出てもらうことになりました。
で、今回の収録です。
みなさん、今回の圧巻は2日目の放送の愛ちゃんの一人語りのシーンです。
もちろん、石田ひかりさん、河相我聞さんたちの芝居もすばらしかったんですが、今回の圧巻は愛ちゃんの2日目の一人語りのシーンです。自分のこれからのこと、伴侶とのこと、番組のことを自分語りに語るナレーション。
約、6~7分、あったでしょうか。もっとかな。
この時の収録はすごかった。愛ちゃん、全く嚙まないんです。本番で嚙んで、しゃべり直したところが一切ない。
サブで愛ちゃんの一人語りを聞いているスタッフたちも、水を打ったように静かに愛ちゃんの声を聞いていました。
そして圧巻の一人語りが終わった瞬間、誰言うともなく、「すごい…」「うまいなあ…」と声が上がっていました。
今回のドラマの、僕は、一番の聞きどころだったと思っています。
愛ちゃんは、「ここの部分は何度読んでも泣いてしまっていた」と語っていましたが、その思い入れが、芝居に乗り移ったような感じでした。
楽しみにしててください。
さて、そのドラマですが、TBSラジオで、12月23日(金)の夜6時から7時半。12月24日(土)の夜6時から7時。
二日間に渡って放送されます。
今どき、これだけのラジオドラマは滅多に聞けないと思います。
是非、お聞きになって、感想を聞かせてください。
僕のツイッターでも、このブログのコメントでも、なんでもかまいません。
それでは、明後日の夜を、僕も楽しみに待つことにします。
以下は、ラジオドラマのホームページのアドレスです。
http://www.tbsradio.jp/hikari/index.html
すでにドラマは完成して、オンエアの時を待っているわけですが、今回脚色と脚本を担当したものとして、いろいろと書いてみようかと思います。
まず、今回の脚色・脚本化の話をもらったのは、今年の10月の頭ぐらいだったと思います。プロデューサーの三条氏から声をかけられ、一枚の企画書を渡されました。そこに、このラジオドラマの企画が書いてありました。
作品は原作があり、角田光代さんの、それも書き下ろしの作品になると。
「3人の女性のそれぞれの恋愛と、それに絡む1人の男。そこにはいつも、とあるラジオ番組が寄り添っていた」
というような、あらすじだけが書いてある企画書で、原作そのものはまだ完成していませんでした。
発注を受けた時には、ちょっと迷いました。というのも、その1カ月前にSETの急遽公演の作・演出を頼まれていて、そろそろ台本作りに向かわなければと思っていた矢先だったからです。
しかも、来年の1月には自分のシアターまあの舞台も待っている。台本作りもまだだし、そもそもチラシは待ってくれない。急いで作らなければならない。そんな状態だったから。
ちょっと迷ったものの、引き受けることにしました。口幅ったい言い方になりますが、「これはオレ以外には書けないな」と思ったからです。「ラジオのことをよく知っている」「ドラマも書ける」「キャラクターにぴったりの役者もたくさん知っている」というような理由で。
「これはオレしかできない。しかも、今どきほとんどなくなったラジオドラマの、それもTBSラジオの60周年というような、ビッグプロジェクトに誘っていただいて、光栄なこともある」
てなことを考えて、「やります」と答えました。
ただ、一つだけ心配なことがありました。というのは、ボクはかつて原作ありの作品を脚色する仕事を引き受けたんですが、これができない。
書いた人の思いを思ってしまうと、カットができない。変更ができない。どうしても手が出せない。
結局、あきらめてしまったことがあったからです。
でも、結局は引き受けた。
時間的には、11月のSETの台本を仕上げるのが順番でしたが、もたもたしていると、どちらの企画も中途半端になる。まずはラジオドラマの台本に集中して書き上げてしまおうと、計画しました。
そして、角田さんの原作のゲラが上がってきました。
みてびっくりしました。今回のオール讀物の表紙にあるように、「感動の三百枚」という中編。
みなさんはピンと来ないかもしれませんが、三百枚というのは四百字詰め原稿用紙三百枚ということです。
放送の業界では、四百字の原稿用紙は一枚で一分見当になります。ってことはこのままだと三百分。つまり5時間のラジオドラマになってしまう。
ラジオの企画は二時間ドラマでした。(最初は二時間ドラマだったんです)
大幅に削らないといけない。
さあ大変です。カットが苦手な人間が、半分以下にカットしないといけない。もう覚悟を決めました。ズバズバ行くしかない。
そしてセリフ。これも大幅に変更しないといけないということがすぐにわかりました。
角田さんは小説家ですから、読むセリフはとっても上手です。でも、耳で聞くセリフにはなってない。原作を読んで、まずそれを思いました。そして、「失礼ながら、耳で聞くセリフを書くのは、オレの方が上だ」と信じて、どんどんと書き換えていきました。
そしてドラマを進めていく、地の部分。原作では、客観目線で地の部分が書かれていました。
たとえば、原作では「仁絵はその時、××と思っていた」という書き方。
でも、ラジオドラマではそれはとっても話が遠くなってしまうんです。
ラジオというメディアは、登場人物が直接リスナーに語りかけなければホントウが伝わりません。
そこで、地の部分(ラジオではナレーション部分)はすべて、主役と準主役(悠木仁絵と竜胆美帆子)のナレーションという形に書き換えました。(その結果、石田さんのセリフは膨大に。愛ちゃんのセリフも大量になる結果になりましたが)
原作を読みながら、ラジオドラマを聞いていただくと、どんなふうにセリフや地の部分が変わっているかが分かって面白いかと思います。
で、キャスト。
主役の石田ひかりさんは、番組の顔ですから、プロデューサーが選び、是非にと口説きに行ったんですが、その他の主要キャストは、ほとんど僕の提案が採用されました。
「この役は、あの役者がぴったりだ」と僕が思うキャストが決まっていきました。
その中でも、僕が収録に立ち会っていて、圧巻だったと思うのは、ラジオパーソナリティー役(つまり、物語のもう一人の主人公)竜胆美帆子(りんどう・みほこ)役の笹峯愛ちゃんでした。
原作を読んで、僕の頭の中にはすぐに笹峯愛ちゃんの名前が浮かびました。
笹峯愛ちゃんといえば、15年前にはアイドルをやっていて、王様のブランチのレポーターをやっている人ということで知っている人もいるかもしれません。
でも、最近は自分で台本も書けるし、演出もできるし、芝居もうまい。僕はそれを確認して信頼もしている。
「これは、愛ちゃん以外には考えられないな」と思いました。
(愛ちゃんは昔からの知り合い。最近もお互いの舞台を見に行き合っている仲)
「ラジオ番組を長年やっている人で、芝居もとっても上手な人」
と考えると、愛ちゃんがうってつけだと思ったからです。
早速会議で提案し、採用されました。
問題は、ちょうど収録時期に自分の演劇ユニット「and Me」の新作の舞台の本番が重なっていたからなんですが、今回は愛ちゃんは作・演出のみで、出演はしてないのが救いでした。
愛ちゃんに電話をすると、快諾をいただき、出てもらうことになりました。
で、今回の収録です。
みなさん、今回の圧巻は2日目の放送の愛ちゃんの一人語りのシーンです。
もちろん、石田ひかりさん、河相我聞さんたちの芝居もすばらしかったんですが、今回の圧巻は愛ちゃんの2日目の一人語りのシーンです。自分のこれからのこと、伴侶とのこと、番組のことを自分語りに語るナレーション。
約、6~7分、あったでしょうか。もっとかな。
この時の収録はすごかった。愛ちゃん、全く嚙まないんです。本番で嚙んで、しゃべり直したところが一切ない。
サブで愛ちゃんの一人語りを聞いているスタッフたちも、水を打ったように静かに愛ちゃんの声を聞いていました。
そして圧巻の一人語りが終わった瞬間、誰言うともなく、「すごい…」「うまいなあ…」と声が上がっていました。
今回のドラマの、僕は、一番の聞きどころだったと思っています。
愛ちゃんは、「ここの部分は何度読んでも泣いてしまっていた」と語っていましたが、その思い入れが、芝居に乗り移ったような感じでした。
楽しみにしててください。
さて、そのドラマですが、TBSラジオで、12月23日(金)の夜6時から7時半。12月24日(土)の夜6時から7時。
二日間に渡って放送されます。
今どき、これだけのラジオドラマは滅多に聞けないと思います。
是非、お聞きになって、感想を聞かせてください。
僕のツイッターでも、このブログのコメントでも、なんでもかまいません。
それでは、明後日の夜を、僕も楽しみに待つことにします。
以下は、ラジオドラマのホームページのアドレスです。
http://www.tbsradio.jp/hikari/index.html
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