So-net無料ブログ作成

映画「ALWAYS~三丁目の夕日」

見てきました。昭和33年の設定なんですけど、33年生まれなんですよね僕。
撮影風景をテレビで見ていたんですけど、CGはすごい。確かにすごい。上野駅なんかは、見事なもんです。しかも、実際に俳優さんが上野駅のシーンを撮影していた場所は、茨城だか群馬だかのだだっぴろい場所だったらしく。(どうしてそんな場所で撮影するのかは判らないんだけど)
東京タワーがあの位置で見えるという事は、場所は麻布か芝か神谷町か愛宕のあたりか?
町並みは懐かしい感じがしましたけど、東京タワーがあんなに近くに見える場所で、あんな昔ながらの下町というのも、ちょーっと不自然な気がしたのは確かです。
荒川や江戸川、あるいは深川なんかの方がイメージかもしれないけど、やっぱり東京タワーは外せないんだろうね。遠くで見えるよりも近くで見えていたいと。
映画自体は、オーソドックス。あんまりにもガチンコなホンなので、「よーし、正面から勝負かけてくるんなら正面から受け止めてやろうじゃないか」と思いましたね。で、結果、ちゃーんとしてます。泣かせてくれます。いい話です。結局、なるようになって欲しい、そのまんまのストーリーが続きます。でも不愉快じゃない。不満じゃない。嘘くさくもない。それもこれもあの昭和の古き良き町並みが包んでいる世界観が救ってくれている。
ネタばれするので、詳しくは書けませんが、みーんな幸せです。見ている人も幸せになれるはずです。へそ曲がり以外は。

でも、ちょっとへそ曲がりなんですかね、僕。一点だけ、どうしてもちょっとだけ「惜しいなあ」と思うところが…
というのも、昭和33年のディテール、本当によくできている。小物や町並み、遠くの景色。流れている空気さえも、昭和33年だったんだと思います。
でもね、昭和30年代に子供時代を送った者としてはですね、小物や町並みやそういうものに対して、愛情が深すぎるような気がします。作っている人たちが、そういう世界観を愛しすぎているような感じがして、ちょっと違和感がありました。
当時の人たちは、あの木の枠の引き戸や、砂利道や、ダイハツミゼットや市電や駄菓子を、あんなにいとおしくは思っていなかったと思うのね。
「ったく、おせえよなこのミゼット。せめえんだよ」と思っていたはずだし、
町並みの古さも、「キタねえなあ」と思ってましたよ。すきま風は寒くて腹が立ったし、貧乏でつぎが当たった服を喜んで着ていたわけじゃない。
映画の中でも、別に喜んで着てるわけじゃないと描いてはいるんだけど、作っている人々が「ああい
う時代には今にない大切なものがあった」と思いすぎてるような気がして、ちょっと恥ずかしくなってしまうんですよね。
「あのころって、こうだったでしょう?」はいいんだけど「あのころはよかった」的な空気がいっぱいあると、ちょっと引いてしまう自分がいたりして。

粗末な家はやっぱり粗末だなあと思いつつ、それを別段いとおしいとも思わずに、しかしながら雑に扱うわけではもちろんない。そんな空気感があれば、完璧だったかなあと。

俺、確かに思ったもんな。自分ち「キタねえ家だなあ」って。ボッとん便所は「くせえよ。勘弁しろよ」と思ってたし、「貧乏だけど、幸せだった」なんて思わなかったもんなあ。今振り返れば「いいところもいっぱいあったなあ」と思うけど、その当時は思いもしなかった。だから万博みたときには、手放しで「こっちの方がずーっといい。木造の平屋なんて屁だ」と思って疑わなかったし。

とまあ、つべこべ言ったけど、面白かったです。「ALWAYS」
一番の欠点はこのタイトルかも。横文字はねーだろと思う。「三丁目の夕日」でいーじゃんと思った。
あるいはそれがダメなら「夕日町三丁目の人々」とかでもいーじゃん。横文字はどうもね。とおもうのであった。


nice!(0)  コメント(1)  トラックバック(1) 

nice! 0

コメント 1

おーの

すいませーん。トラッバックする先を間違えてしまいました。消せたら消しといてください。
by おーの (2005-11-12 18:53) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 1

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。

×

この広告は1年以上新しい記事の更新がないブログに表示されております。